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藤井節郎博士は、1961年から1976年まで徳島大学先端酵素学研究所の前身である徳島大学医学部酵素生理学部門教授を務められ、癌(UFT)、膵炎(FOY、フオイパン、フサン)、胃炎(ノイエル)などの治療薬を発明・開発され、アカデミアのみならず社会にも大きく貢献されました。藤井節郎記念医科学センターは、故藤井節郎博士が生前なされた研究の成果から取得された特許料で設立された一般財団法人藤井節郎記念大阪基礎医学研究奨励会のご寄付によって、2013年に徳島大学に開設されました。そして2016年から徳島大学先端酵素学研究所の附属研究センターとして再出発しました。
藤井節郎記念医科学センターは、学際融合研究によるイノベーションに繋がる優れた生命科学研究成果を挙げることをミッションにしています。そのために、オープンイノベーションの核となるラボスペースや共通機器を整備しており、効率的な研究環境による研究機能を強化していきたいと思っています。今後とも幅広い研究者のニーズに応えるべく施設整備に取り組んで参りますので、研究領域や産学官を横断した学内外の研究者のご活用を期待しています。
徳島大学藤井節郎記念医科学センターは、2013年に一般財団法人藤井節郎記念大阪基礎医学研究奨励会からの寄附を受けて建設された地上5階建てのセンターです。
本センターは、1階に席数194席の藤井節郎記念ホールを設け,講演やセミナー等の開催が可能なスペースとなっています。また、玄関ホールに隣接して藤井節郎博士の記念展示コーナーを設け、藤井節郎博士の業績等を紹介しています。
3・5階には開かれた研究体制の構築を推進するため、寄附研究部門や共同研究部門など研究組織等の枠をこえてプロジェクト研究を推進する研究共用施設として「オープンラボ」を設置しています。また,4階には独立した研究スペースとして利用が可能な「共通機器室」を設置し、多くの研究者に研究の場を提供しています。