センター利用者紹介Open Lab
オープンラボ

概略

藤井節郎記念医科学センターは、広く国内外の優秀な研究者を集めた学際・融合コンソーシアムを形成して医科学研究を推進するとともに若手研究者の育成に寄与し、もって世界トップクラスの医科学研究拠点を創設することを目的としています。開かれた研究体制の構築を推進するため、寄附研究部門や共同研究部門など研究組織等の枠をこえてプロジェクト研究を推進する研究共用施設としてフレキシビリティの高い「オープンラボ」と、先端的機器による解析サービスを行う共通スペースを備えた先端研究施設の提供をめざしています。

3F オープンラボ

細胞情報学分野3F オープンラボ

研究内容: 細胞情報学分野は2014年1月に開設され、リン酸化を中心とした翻訳後修飾や新規セカンドメッセンジャーなどによる様々な細胞内シグナル伝達の分子機構の解明を目指しています。これらの解明を進めるために、高性能質量分析計を駆使したプロテオミクスをはじめ、イメージングや相互作用解析などの種々の技術を開発・導入しています。現在は自然免疫応答を制御するSTINGやがん特異的なリボソームなど、疾患の原因となるシグナル因子の生理・病理機能の解明を多くの共同研究者の方々と進めています。
メンバー: 小迫英尊・茂谷康・吉川治孝・西野耕平・河野恵・梶本真弓美・岩田真由美・平沢介・加藤禎人・大野絢史
Contact: 小迫英尊(kosako(@)tokushima-u.ac.jp)

糖尿病対策センター(船木真理)3F オープンラボ

研究内容: メカノバイオロジーの知見を応用し、生体内における細胞機能を生体外で再現する技術の開発を、様々な組織由来の細胞を用いて行っています。
メンバー: 船木真理・高成広起・秦明子・橋本悟・Vera Loen
Contact: 船木真理(m-funaki(@)tokushima-u.ac.jp)
船木真理

糖尿病臨床・研究開発センター3F オープンラボ

研究内容: 当研究室では遊離DNA(cfDNA)を用いた組織特異的損傷の検出を行っている。体内の細胞はすべて同じDNAである。DNAのうちでCG配列を示すCpG配列のシトシンは細胞特異的な非メチル化状態であることによって遺伝子発現をオンにする。Bisulfite処理を行うと非メチル化状態のCGはUGに変化するが、メチル化状態のCGはCGのままで留まる。例えば膵臓β細胞のインスリン遺伝子のCpG配列は膵β細胞のみにおいて非メチル化状態である。血液中のDNAを抽出してBisulfite処理を行って膵β細胞のみで特異的に伸長するARMS PCR法を用いて膵β細胞死を検出できる。血管内皮細胞特異的なROBO4遺伝子を用いても同様に内皮細胞死を検出できて、その数値が動脈硬化と関連があることを見出した。

メンバー: 黒田暁生、岡田朝美、冨永ゆかり、松久宗英
Contact: 黒田暁生(dtrc(@)tokushima-u.ac.jp)

生物資源生産科学分野A7(刑部敬史・生物資源産業学部)3F オープンラボ

研究内容: 新規のゲノム編集ツールの開発からゲノム編集を効率的に活用する周辺技術研究を進め、高等動植物から菌類まで、ゲノム編集を活用した疾患治療や有用な生物資源の育種への応用に取り組んでいます。
メンバー: 刑部敬史、山田晃嗣、和田直樹、村上愛美、丸井和也、松本亮、栗原慧
Contact: 刑部敬史(kosakabe(@)tokushima-u.ac.jp)

pLED医光融合研究部門、生体防御医学分野3F オープンラボ

研究内容: バイオイメージングや、生体の光に対する応答に関する研究など、医学と光を融合させた研究を行っています。また医療ニーズに基づいた新しい医療機器・ヘルスケアデバイスの開発にも取り組んでいます。
メンバー: 安友康二、髙成広起
Contact: 088-633-7077(生体防御医学分野 秘書)

創薬理論化学分野(立川正憲・薬学部)3F オープンラボ

研究内容: 今後日本は少子高齢化が一段と進むことが予想されます。その中で、脳疾患治療薬の開発スピード加速と、妊婦を取り巻く医療問題の解決は急務です。脳疾患治療薬の臨床試験成功率を挙げるためには、「脳には関門があるので、開発した薬が脳に届かない」という問題を解決する必要があります。子を産み育てるうえでの保健環境をよりよいものにするためには、早産の治療法の開発や妊婦さんの薬物投与設計理論の確立は必須です。そこで研究では、「脳関門創薬」「胎盤関門創薬」をキーワードとして、創薬理論・投薬理論の構築を目指します。
<主な研究テーマ>
  1. ヒト脳関門輸送機構の解明と中枢疾患治療薬の分子設計
  2. ヒト胎盤関門輸送機構の解明に基づく周産期疾患の治療法と妊娠期の薬物投与設計法の開発
  3. マイクロ流体モデルに基づくヒト生体関門の再構築と疾患薬動力学研究への応用
  4. 生体関門輸送の時空間制御型人工細胞への挑戦
メンバー: 立川正憲・稲垣舞
Contact: 立川正憲(tachik-dds(@)umin.ac.jp)

4F レンタルラボ

薬物動態制御学(薬)4F レンタルラボ

研究内容: がんをはじめとした難治性疾患に対するドラッグ・デリバリー・システム(DDS)の開発を行っています。多くの企業・アカデミアの先生方と共同で研究を行い、”患者に優しいDDS”の開発を目指して研究を進めています。
メンバー: 石田竜弘・安藤英紀・高田春風
Contact: 石田竜弘(ishida(@)tokushima-u.ac.jp)

消化器・移植外科学分野4F レンタルラボ

研究内容: 再生医療研究として、ヒト脂肪由来幹細胞からインスリン産生細胞(糖濃度に応じて自律的にインスリンを分泌できる細胞)・肝細胞様細胞(肝代謝能力およびアルブミン合成能を持つ細胞)・シュワン様細胞(神経線維修復能を持つ細胞)への分化誘導および完成した細胞のin vitroの細胞特性解析・研究を行っています。また、インスリン産生細胞の移植(AMEDの医師主導治験)に向けた計測機器バリデーションも併せて行っています。
メンバー: 池本哲也・齋藤裕・脇悠平・堀川陽輔・堀河有美・寺奥大貴・山田眞一郎・森根裕二・島田光生
Contact: 池本哲也(ikemoto.tetsuya(@)tokushima-u.ac.jp)

地域総合医療学4F レンタルラボ

研究内容: 地域医療の充実を目指し、学内外の医工連携・多職種連携・病学連携によって、モバイル型胸腹水濾過濃縮用装置、腸音図システム、新しい健診システムなどの医療機器やヘルスケア製品の研究開発と評価改良を行っています。また、開発した装置をもとに治療法の最適化を進め、安全性や有効性に関するエビデンスを蓄積するとともに、人材の育成に取り組んでいます。
メンバー: 岡久稔也、上田浩之、中山美香、緒方良輔、小松崇俊、駒井啓子、立木弥生
Contact: 岡久稔也(okahisa5505(@)tokushima-u.ac.jp)

生物資源産業学部(生物資源)4F レンタルラボ

研究内容: 新規のゲノム編集ツールの開発からゲノム編集を効率的に活用する周辺技術研究を進め、高等動植物から菌類まで、ゲノム編集を活用した疾患治療や有用な生物資源の育種への応用に取り組んでいます。
メンバー: 刑部敬史、山田晃嗣、和田直樹、村上愛美、丸井和也、松本亮、栗原慧
Contact: 刑部敬史(kosakabe(@)tokushima-u.ac.jp)

研究支援・産官学連携センター研究推進部門 難治性神経疾患病態研究分野
(臨床神経科学分野)4F レンタルラボ

研究内容: 次世代ボツリヌス毒素製剤の脳卒中後の痙縮への臨床応用に関する開発研究
メンバー: 特任教授・梶龍兒、非常勤講師・後藤惠
Contact: 梶龍兒(rkaji(@)tokushima-u.ac.jp)

株式会社セツロテック(竹澤慎一郎・株式会社セツロテック)4F レンタルラボ

研究内容: 徳島大学で生まれた ゲノム編集技術を活用して、受託研究開発を行っています。
「生物の潜在的な力を借りて、あなたと地球の課題を解決する産業を創造する」ことをミッションとし、地域産業への貢献、また持続可能な社会の実現へ貢献できるよう取り組んでまいります。
セツロテックHP:https://www.setsurotech.com
メンバー: 竹澤慎一郎 、竹本龍也、沢津橋俊、伊原晃、矢野琢磨、山下裕紀子、玉井千恵美、上利尚大、田波圭悟、高橋厚弥、穂積俊矢、西村耕一、角亜希子、竹下結衣、川上夏未、高柳栄子、陳奕臣、高寺悟、神明諒、藤川晃一、平野孝昌、中島俊雄、松島裕美、森翔子、渡辺一樹、大橋知明、大塚薫、伊藤明花、徐碩彣、戸村秀樹、花谷信弘、貝沼梨沙、田内幹大、矢野美和
Contact: sales(@)setsurotech.com

5F オープンラボ

医歯薬学研究部歯学域 組織再生制御学5F オープンラボ

研究内容: 幹細胞由来の再生因子を用いた再生医療の開発;間葉系幹細胞は、体内の様々な組織や臓器の再生・修復に関与する幹細胞であり、その分泌する再生因子には、抗炎症や細胞増殖・分化を促進する作用があるとされています。私たちの研究グループは治療効果や安全性の高い再生因子の製剤化技術の開発を目指しています。
メンバー: 山本朗仁、加納史也、橋本登
Contact: 山本朗仁(akihito(@)tokushima-u.ac.jp)

株式会社セツロテック(竹澤慎一郎・株式会社セツロテック)5F オープンラボ

研究内容: 徳島大学で生まれた ゲノム編集技術を活用して、受託研究開発を行っています。
「生物の潜在的な力を借りて、あなたと地球の課題を解決する産業を創造する」ことをミッションとし、地域産業への貢献、また持続可能な社会の実現へ貢献できるよう取り組んでまいります。
セツロテックHP:https://www.setsurotech.com
メンバー: 竹澤慎一郎 、竹本龍也、沢津橋俊、伊原晃、矢野琢磨、山下裕紀子、玉井千恵美、矢野美和、高橋厚弥、穂積俊矢、西村耕一
Contact: sales(@)setsurotech.com

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